
近藤本龍管主、「聖徳太子の教えが実践されている」と活動を評価
だれもが幸せに暮らせる社会の実現を目指している、人々の幸せ創造協会(石川竜三会長)の一行30人は、建国記念日の2月11日、聖徳太子の陵墓がある叡福寺(近藤本龍管主、大阪府太子町)を参拝し、日本画家の寺岡多佳さん(80)が描いた大作「聖徳太子」を奉納した。近藤管主は「幸せ創造協会の取り組みは、聖徳太子の精神が実践されている」と活動を評価した。
同協会が〝和〟の大切さを説き、人民の幸せづくりに貢献した聖徳太子の教えを活動の柱にしていることから、同協会の梨本隆夫名誉総裁(旧梨本宮家第6代祭祀継承者)の力添えもあり、奉納が実現。一行は聖霊殿(太子堂)で行われた奉納の儀式に臨み、聖徳太子の偉大さを再認識していた。
この日、集合場所になった同寺の太子会館では、奉納された「聖徳太子」が披露され、畳一畳以上もある大作が参加者たちを魅了。「作品から後光がさしているように感じられ、幸せな気分になる」と、スマホのカメラを押していた。崇峻天皇の家系につながる梨本名誉総裁も「崇峻天皇の皇子・蜂子皇子は出羽三山の開祖として知られます。同時代に生きた聖徳太子に思いをはせ、絵画奉納には格別の感慨深いものがあります」と目を細めていた。
こうした声に寺岡さんは、「全体に温かく、見る人が幸せな気分になってもらえるような感じに仕上げました。石川会長、近藤管主とも名前に竜(龍)があり、聖徳太子の背景に、縁起が良いとされる龍を2頭描きました」と笑みを浮かべていた。
なお絵画「聖徳太子」は太子会館に展示され、叡福寺に連絡(電話0721-98-0019)すれば、鑑賞することができる。