今回は、日経平均株価が過去最大の下落額を更新した昨年8月の暴落時の対応について触れていきます。売っちゃう人の割合が多いのでしょうか?もしくは何もできなかったのか?その理由は?怖くてビクビクして判断ができなかったのか?それとも、安くなったので買い増しのチャンスと思った人もいたのでしょうか?皆さんはどんなことを思い浮かべましたか?では、一緒に結果を見ていきましょう。
<調査概要>
調査概要:「個人投資家のNISA・iDeCo活用実態」に関する調査
【調査期間】2024年12月6日(金)~2024年12月7日(土)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,027人
【調査対象】調査回答時にNISAの利用経験があると回答したモニター
【調査元】ウェルネス総合投資アカデミー(https://wellness-toushi.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
まず、新NISAを使っている人の約7割が「老後のためにお金を増やしたい」(70%)という目的で利用しています。また、「余剰資金を活用したい」(35%)や「将来の大きな出費に備えたい」(31%)という理由も多く挙げられています。ここ最近の物価上昇や将来不安への備えが多くを占めていますね。※小数点以下は切り捨て。
次に投資の金額では「年間10~150万円くらい」(64%)、それ以下(11%)、それ以上(14%)です。この結果から、少額でコツコツと投資している人が多いことがわかります。
では、本題です!昨年8月の日経平均株価暴落時の対応について、グラフを参照して確認していきましょう。結果を見ると「実際に売却した」という目立った回答はありませんでした。多くの方が複合的に情報収集した結果、「何もしない」と意思決定をして静観していた方が半数以上です。「新たな買い増し」まで検討したという積極的な方もいたのは「さすが!」と言えるかもしれません。
あくまで、「積み立てNISA」という名称から始まった制度のとおり、長期積み立て投資をした際にメリットがある制度である点は忘れてはいけません。メリットがある一方でNISAには「損失が出たときにその分を他の利益と相殺できない」という特徴があります。アンケートではそこまで知っている人は60%でしたので、注意が必要ですね。
次回は新NISAのデメリットを伝えるとともに、似たような税制上の優遇制度であるiDeCo(個人別確定拠出年金)が「ステルス増税」と言われて話題になっていますのでそのあたりにも触れていきます。先にアンケート結果の全体を見たいという方はこちらからご覧ください。→日経平均株価の暴落による投資への影響は?NISA利用者に徹底調査!|ウェルネス総合投資アカデミーのプレスリリース
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