生まれ育った大阪で活動を続ける演歌歌手、浅田あつこがデビュー以来30周年間ほぼ毎年開催のクリスマスディナーショーが今年も盛大に大阪市内のホテルで開かれた。
「毎年来ている」という熱いファンに支えられ、司会は番組出演を通じて同じくデビューから30年来の戦友といえるラジオ大阪の原田年晴アナ。
キャリアから言えばアラフィフのはずが色白丸顔の愛くるしさは不滅。この日は遊女をテーマにした新曲「道ゆき」にちなんで府立泉尾工業高ファッション工学科の生徒がデザインし縫製制作した衣装で登場。「この衣装重いんよ」「足がうまいこと出ぇへんねん」と途中のトークは全て大阪弁。
後半には大阪市・上海市姉妹都市50周年を記念して12月上旬に現地で開催されたコンサートに参加した際に現地の音楽学校学生の伴奏で歌った中国語での「道ゆき」などを披露。参加者をうっとりさせた。
終了後は出入口へ急いで走り、参加者を見送り。希望者の記念写真撮影に笑顔で次々応じるサービスぶり。毎年の恒例行事を無事に終え「〝あぁ、今年も無事に終わるんやなぁ〟と思うと健康とファンに感謝やね。また皆さんとお目に掛かれるのが楽しみです」と疲れも見せずほほ笑んだ。
(畑山 博史)