創業88年の段ボールの製造から商品開発、配達までを行う「大陽紙業」は、段ボール会社としてグーグルの口コミが日本一になったと発表した。
同社の製品はすべてがオーダーメードであり、要望に合わせサイズやデザインを変え、段ボールケースを設計製造している。「段ボールはファッション」を合言葉に、最近では強化段ボールで防災用の簡易ベッドやテーブル、イス、幼児用の遊具や机、単身者向けの家具などが人気だ。
同社は今後の採用や人材育成を考え、高齢化が進む業界を活性化させるため、まずは自社の認知度を上げようとSNSでの発信を開始。X(旧ツイッター)やインスタグラムなど4つのQRコードを表記した名刺を、取引先や営業先、知人などに配り、1日1回、SNSを更新するなど地道な努力を続けている。
段ボールは100%リサイクル可能な環境に優しい包装材で”リサイクルの王様”と言われており、SDGsに合わせた環境にやさしい商品開発を進めていく考えだ。
来年1月にはユーチューブチャンネルを開設し、段ボールの製造過程や購入方法などを発信していく予定だ。大津雄一常務は「現在、Xとインスタを合わせた3000人のフォロワーを1万人に増やしたい。守口市を代表する100年企業を目指す」と意気込んでいる。
大陽紙業株式会社/守口市佐太中町6-18-1/06(6901)5431