常識を壊す衝撃作!「デスゲームで待ってる」がカンテレ深夜ドラマで放送中

 関西テレビ(大阪)が制作し放送中の深夜ドラマ「デスゲームで待ってる」(毎週木曜深夜0時25分、関西ローカル)は、ネットの「DMMTV」で5分遅れとほぼ同時配信されるだけでなく、原案を考えた「劇団ヨーロッパ企画」主宰の上田誠(45)のオリジナルストーリーコミックがLINEまんがでこちらは一足先に配信される三重構成の変わり種。原案担当の上田と、主人公の放送作家戸村役の日向亘(20)と、デスゲーム制作会社プロデューサー秋澤役の乃木坂46梅澤美波(25)の3人が〝新しいテレビ番組作り〟を行うことの思いを語り合った。

コラボ深夜ドラマ「デスゲームで待ってる」で会見した、右から原案の上田、主演の日向と梅澤

 物語はふとした失敗からテレビ業界を追放された主人公戸村が梅澤と知り合いデスゲームの世界へと足を踏み込む。そこは表社会の常識が通用しない残虐性と企画性に満ちた世界。そこから戸村はテレビ業界へのリベンジを果たしていく。

笑顔でドラマへの思いを語る日向㊨と梅澤

 まず企画の上田は「僕自身がデスゲームが好き過ぎて、リベンジ物というリクエストだったのでカンテレさんにこの企画を出したら通って、バックステージ物をやることに。よく〝テレビの限界〟って言われるんですけど、僕は普段は舞台ですがテレビや映画にも関わっているので、それぞれのタッチは分かっているつもり。今回はテレビに一点突破で挑戦するつもりでやってます」と意気込み。

劇中では作家役の日向㊧とプロデューサー役の梅澤㊨

 日向は「フィクションでしか存在しないデスゲームの裏側なんですけど〝テレビの闇が深いなぁ〟とか〝エンタメでこんなことやっていいのかなぁ?〟と思いながらやってます。だんだんこの世界に没入してきました」と感想。ドラマは久しぶりの梅澤は「恨みや憎しみといった人間臭さや醜さは生命力につながり、今の時代らしくギリギリのところで考えさせられる。自分ではクリアだと思っていてもそうじゃない部分はある、ということですね」と考えさせられたようす。

「デスゲームで待ってる」の1シーン。左奥が梅澤と日向

 共演者に波岡一喜(46)や濱津隆之(43)らベテランが多く、日向は「セリフの会話テンポが速くチームワークが不可欠なんですが初めてご一緒したとは思えないぐらい皆、仲がいい。デスゲームの中のロケ地も面白い」と話し、梅澤も「私は乃木坂46でチーム活動しているので通じるところがある。自分の撮影のない時でもワクワクしながら横で見てます」と賛同。

 今後の見どころについて上田は「もちろん作っている側は全編面白くなるようにやってるんですが、特に本当ではない事をリアルに演じてる部分を楽しんで下さい」と結んだ。

(畑山 博史)