関西で初めて開催されるアートディレクター吉田ユニの作品展・吉田ユニ展「PLAYING CARDS」が、うめきた公園の中心に建つ新しい文化装置グラングリーン大阪「VS.(ヴイエス)」(大阪市北区大深町)で12月1日まで開催している。
広告やブランドCMなどのアートディレクターとして活躍中の吉田さんは、普段は依頼を受けて作品制作や演出を行っているが、今回は自分のために制作した巨大トランプを使って演出した。
同施設の天井高15㍍の空間を最大限生かすために、床からそびえ立つ巨大なトランプのタワーの上には、トランプが宙を舞っているかの様に天井から吊るされている。壁に展示されている54枚のトランプは、吉田さんが徹底的にこだわって、果物やお菓子、植物や文房具など日常的なモノを使って細部まで自分で手を加えたデザインを写真撮影したもので、 CGなどは一切使用せずに表現している。
真鍋大度さんとのコラボではデジタルと融合させ、体験型アートとして来館者にインタラクティブな体験を提供する。
吉田ユニさんは「よく観察すると、毎日の中にワクワクするものが隠れている。日常のモノを使って作品を演出したので楽しんでもらいたい」と語っている。
■吉田ユニ展「PLAYING CARDS」/大阪市北区大深町6番86号 グラングリーン大阪 うめきた公園 ノースパーク VS.
https://vsvs.jp/