「ボタニカルフードトリップ奈良」開催 阪神梅田本店 7日まで

人気を集めている化粧品ブランド「THERA」の販売コーナー

 ボタニカルカルチャーの聖地・奈良に焦点を当て、その歴史と、伝統を生かしながら大衆化した現在の食文化を紹介するイベント「ハーブ・スパイス・薬草 ボタニカルフードトリップ奈良」が、阪神梅田本店1階の食祭テラスで開かれている。開幕初日の2日には、「薬用植物を活用し、心身とも健康的なウェルネスライフを」といった主婦や家族連れが訪れ、薬草の成分を活用したボタニカル商品を買い求めたり、飲食を楽しんでいた。7日まで。

 奈良は推古天皇により611年、薬草などを採集する、日本初の「薬猟(くすがえり)」が行われた、由緒ある地域として知られ、奈良県ではその伝統を生かした、漢方薬や食物、スパイス、クラフトビールなどが誕生。スパイスが特徴のカレーショップも「健康的」と人気を集めている。

 会場では、ゲストを招いてのトークショーやワークショップもあり、初日には、奈良県薬事研究センターの西原正和さんや、薬草成分を活用した、ブランド「THERA(テラ)」の化粧品などを販売している「ALHAMBRA」代表の橋本真季さんらがスピーチ。西原さんは薬草とハーブの歴史を解説した。