2025年大阪・関西万博期間中に開催される「OSAKA INTERNATIONAL ART 2025」(来年5月30日から3日間、大阪城ホール)のPR目的で、世界で活躍するアーティストの作品を展示・販売する「OSAKA ART Showcase Leading To 2025」が大阪市北区のグランキューブ大阪で開かれた。
内覧会には出展者でもある竹を編み込んだ立体造形の竹工芸家・四代田辺竹雲斎さん、抽象画「対極」を表現したファッションデザイナー・コシノジュンコさん、木彫作家・野原邦彦さんが出席。建築家・隈研吾さんの陶器と竹を用いた作品やGUWEIZさんのデジタルアート絵画などが並ぶ会場を見て回った。
自然とエネルギー、命の循環を表現した作品を前にした田辺さんは「アート性の強い竹の表現力を大阪城ホールだけでなく来年の万博会場でも見て頂きたい」と語り、解けば素材へと帰る竹の特性をSDGsの精神と絡めながら説明。
岸和田市出身のコシノさんは、白と黒を基調とした抽象画を出展。「ファッションデザイナーをしていますが元々はアートを目指していて、今は絵もやっています。普段は東京なんですが、もっともっと大阪のアートを盛り上げるお役に立ちたい」と意欲を示した。
木彫に鮮やかな彩色が持ち味の野原さんは大小の作品を前に「大阪は妻の出身地でよく訪れる地。私の作品は台湾などアジアの国々で評価されることが多いが、形が分かりやすいのだと思う」と万博に向けインバウンド客に向けた意欲を示した。
(畑山 博史)