船上から万博会場の大屋根を一望 サンタマリア号で周遊

夕日に映える新コース サンタマリア トワイライトクルーズ

 大阪水上バスは7月6日から、夕日に映える大阪・関西万博の会場を船上から一望できる「サンタマリア トワイライトクルーズ」の運航を開始した。

 大阪市港区の天保山西・波止場(はとば)から発着する帆船型観光船「サンタマリア号」で、国内でも数少ない西に開けた港を周遊し、沈む夕日を眺めながら、大阪港の夜景も楽しめる。万博開催で注目が集まる大阪ベイエリアで「万博会場を船から見たい」という要望に応えた新しい航路だ。

 サンタマリア号はアメリカ大陸を発見したコロンブスの旗艦をモチーフに、約2倍の大きさで、船の中央にある大きな帆が特徴の日本では珍しい帆船型観光船。海に沈む夕日を1階から4階まで4カ所ある開放感のあるデッキなどから、心地よい風を受けながら堪能できる。

 船内にはコロンブスの部屋など、新大陸発見の歴史や航海に必要な当時の備品や大砲が展示され、大航海時代の冒険気分が味わえる。帰りにはすっかり日が暮れた海遊館や天保山大観覧車などのイルミネーションの夜景が迎えてくれる約1時間のクルーズ。乗船料は大人2300円、子ども(小学生)1150円。10月27日まで(※運航日時は、大阪水上バスHPを確認)。

船上デッキから見える建設中の万博会場

 問い合わせは電話、0570(045)551または06(6942)5511、大阪水上バスへ。