兵庫・川西でカラオケラウンジ経営の演歌歌手・林よしこ 新曲「ただめぐりあうために」がオリコン2位に

 生まれ故郷の兵庫県川西市でカラオケラウンジ「ほっこり酒場」を経営するオーナーでもある演歌歌手・林よしこがデビュー30周年記念曲として出した心温まるハッピーな新曲「ただめぐりあうために」が4月8日のオリコン週間演歌・歌謡ランキングで2位に入った。

情感タップリに歌う林よしこ

 このほど大阪アメリカ村で開かれた「大阪発流行歌ライブ」に出演。1994年のデビュー曲で大ヒットした「いい男!いい女!」(島津ゆたかとのデュエット曲)をはじめ、2016年にビクターに移籍した際の同ランキング7位入りした「淀川みれん」などを含め全5曲を歌い上げた。「ただめぐりあうために」は人生の後半を迎えた熟年夫婦の落ち着いた愛情をモチーフにした人生叙情詩。カップリングの「靴音」は逆に別れた人をその靴音で思い出す失恋ソングと正反対だが、ともにヒットメーカー杉本眞人の作曲。

満員のファンの声援に笑顔で応える林よしこ

 客席には店の常連さんやファンで構成された後援会員が多数詰めかけ。「30年と言っても私の場合は結婚出産でお休みしていた時期もあったので、今日あるのは回りの皆さんの応援のお陰。新曲が出ると全国キャンペーンなどでなかなかお店に出られなくなる時期があるのですが、毎月の月曜に2、3回〝よしこデー〟を作って、その日は必ずミニライブを開きお客さまと触れ合うことにしています」と話す。

 この日は終了後に出演歌手が、CD即売会を開催。後援会を中心に購入者の列ができ、2ショット写真を撮り合うなど和気あいあい。聞けば普段からバス旅行や交流会を催して、共通の趣味でもあるカラオケを皆で楽しむという。

終了後、CDを手売りしながらファンと交歓する林よしこ

 歌うのはプロだが、トークは30年たっても大の苦手。「私が口ごもると、皆さんハラハラを楽しんで下さってるみたい。これから急にお喋りがうまくはなるとは思わないですけど、その分大好きな歌を一生懸命歌って皆さんに喜んでいただきたい」とはにかんだ。

(畑山博史)