大阪ガス、脱炭素社会を目指す
大阪ガスの100%子会社であるDaigasガスアンドパワーソリューションは、九電みらいエナジーと共同で出資する広畑バイオマス発電所(兵庫県姫路市広畑地区)の竣工式を実施した。
同発電所はバイオマス専焼発電所としては国内最大級となる発電容量(約7.5万kW)と高い発電効率を実現。燃料には、輸入木質チップとパーム椰子(PKS)のほか、大阪ガス子会社のグリーンパワーフュエルから調達する国産木質チップを使用。GPFが調達する国産木質チップは、林地残材・未利用間伐材等を利用しており、高効率な発電所で使用することで、貴重な国産木質チップから多くの電力を確保することが可能となる。
大阪ガスの藤原正隆社長は「2030年度までに、国内外で500万kWの再生可能エネルギー電源の普及に貢献することを目標に掲げ、この広畑バイオマス発電所を含め約287万kWにまで拡大しています。再生可能エネルギー事業の更なる拡大に向け、洋上風力をはじめ新たな電源種にも進出するなど、引き続き開発を強化してまいります」とコメント。