「こんな未来にしたい」というアイデアをカタチに 「高校生 EXPOサミット 2024」開催

「高校生 EXPOサミット 2024」で記念撮影に収まる吉村府知事と高校生

吉村知事、音楽クリエイター・ヒャダインさんも応援

 高校生の「こんな未来にしたい」というアイデアをカタチにするための「高校生 EXPOサミット 2024」が2月3日、中央区備後町のりそな銀行大阪本店地下2階講堂で開催され、アイデアを提案し選ばれた住吉商業高校など6チームが、これまで練り上げてきたアイデアを発表。吉村洋文大阪府知事、スペシャルゲストの音楽クリエイター・ヒャダインさん、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」らが応援に駆け付け、会場を盛り上げた。

 2月3日に開かれた「高校生 EXPOサミット 2024年」は、吉村知事が「大阪・関西万博は、世界150を超える国々が集まり、『いのち輝く未来社会のデザイン』というテーマについて、会期中の6か月にわたり、課題解決の方向性を考えていくものです。万博をきっかけに、これからの社会をつくっていく皆さんが、未来について考えていくことはとても有意義です。今日のように皆さんがアイデアを出し合うのも、まさに万博だと思います。1年後、万博史上初の海上万博が大阪・夢洲で開幕します。世界中のさまざまな価値観や未来の科学技術に触れて、自由な発想で未来社会をつくっていってください」と激励した。このあと、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」も加わって[高校生 EXPOサミット 2024年」参加6校の高校生らとフォトセッション。

 参加した住吉商業高、大阪ビジネスフロンティア高、夕陽丘高、鶴見商業高、淀商業高、東淀工業高の6チームは現場で活躍する「企業・クリエーター」や探究学習の経験豊富なファシリテーターから3カ月にわたってアドバイスを受け、自分たちのアイデアをブラッシュアップ。

「茶道を通じて〝思いやり〟を身につける社会」の実現にむけてアイデアを確認する鶴見商業高生たち

 当日は、アドバイザーの仲間と〝1つのチーム〟として大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来」について高校らしい創造的なアイデアを披露した。発表と表彰式には、大久保宣明府教育庁教育監、彌園友則府・市万博推進局局長、ゲストの音楽クリエイター・ヒャダインさんが出席。応援に駆け付けたヒャダインさんは、「今日のみんなの発想というのはホンマに豊かで、優しさからできていると思いました」と高校生自らが考え、発表したアイデアに賛辞の言葉を送った。

発表されたアイデアに賛辞の言葉を送るヒャダインさん