「新選組」結成160年 京都ゆかりの地、初公開スポットも

「京の夏の旅」9月30日まで

 京都では9月30日まで、結成160年を迎える新選組に合わせ「新選組ゆかりの地」と「夏に訪ねたい世界遺産の社寺」をテーマに9箇所をめぐる「第48回 京の夏の旅」を開催している。

 例えば、新選組ゆかりの寺「壬生寺」では、現存最古級の地蔵菩薩立像(重要文化財)をはじめ、新選組隊服「だんだら羽織」(復元)や「和泉守兼定(いずみのかみ かねさだ)」などの刀剣も特別公開されている。また、清河八郎が浪士たちを集めて尊王攘夷の演説を行ったとされる新選組誕生のきっかけとなった「新徳寺」も初公開に。

 さらに、旧前川邸「東の蔵」も初公開。ここは幕末を舞台にしたドラマやアニメで登場する有名なシーンの一つ、〝鬼の副長〟として恐れられた土方歳三による古高俊太郎(攘夷派の志士)への拷問が行われ場所。諸説あるが、池田屋事件の端緒となったと伝わる歴史的に重要なスポット。特別公開の中には一度見逃すと次はいつ見られるか分からない貴重なモノも。この機会に足を運んでみては。

■壬生寺・新徳寺・旧前川邸/京都市中京区壬生/電話075(585)518(京の夏の旅コールセンター)/営業時間10:00~16:30(16:00受付終了)