家族、親族が集まるお盆時期は気になる今後のことを考え、話し合う機会にもなる。終活や相続で気を付けておきたいこと、年間100件以上の相続税の申告を担当しているのぞみ相続税専門相談センター、樫木秀俊税理士に聞いた。
節税対策ばかりに目を奪われて争族になったり、安易な遺言書や分割対策を行って思わぬ相続税が課されることになってしまったという失敗事例が後を絶ちません。よくある失敗事例はこんなケースです。
相続税対策で不動産を共有名義にしていて、兄弟で争いになってしまった
父の生前、相続税対策を目的に、兄が主導で父の所有する不動産を子ども3人の共有名義にしてありました。父が亡くなった数年後、その土地の使用・活用方法について兄弟間で争いが生じ、家族の絆が脅かされる状態に。不動産を共有名義にしたことで、後々その不動産の利用方法について争いに発展するというケースはよくあります。こういったケースでは、遺産分割協議でその解決策について十分に話し合って検討しておくべきです。
ポイントは不動産は安易に共有名義にするのではなく、しっかりと家族で話し合って不動産ごとに所有者を分けるようにしたい。どうしても難しい場合は、代償分割などの手段をとることもできます。
相続税申告のための対応相談会を開催
今月、樫木税理士が大阪市内の区民センターなどで相続税申告対応相談会を開催する。二次相続対策、相続空き家の問題解決策、相続した実家の扱い、相続登記義務化への対応、遺言書、相続税の納付手段など様々な相談に対してアドバイスをしてくれる。
樫木税理士は「相続や財産に関する話は、意外と子どもから話を切り出してくれるのを待っている親は多いものです。事前にご家族と一緒に計画していくケースも増えてきました。悩まずお気軽にご相談ください」と呼びかけている。
日程 | 時間 | 場所 |
8/9 (水) | 9:30~17:00 | 福島区民センター 101会議室 |
8/10(木) | 10:00~17:00 | マナパーク(地下鉄都島駅すぐ) |
8/17(木) | 9:30~17:00 | 城東区民センター 小会議室2 |
8/18(金) | 9:30~17:00 | 鶴見区民センター 集会室2 |
8/21(木) | 9:30~17:00 | 旭区民センター 集会室2 |
8/24(木) | 9:30~17:00 | 西区民センター 第2会議室 |
8/31(木) | 10:00~17:00 | 大阪市立住まい情報センター |
申し込みは下記申込フォームまたは電話06(6343)1165へ問い合わせを
プロフィル 樫木秀俊 税理士
相続専門税理士として実務35年。年間で100件相続税の申告を担当。家族の絆を第一に考え、相続人の争いが生じないように納税額を最大限引き下げるサポートがモットー。
のぞみ相続税専門相談センター
大阪市北区梅田1-11-4-大阪駅前第4ビル18F
06(6343)1165