大阪市は10月5日、大正区の鶴浜緑地(約4万2000平方メートル)について、民間事業者が整備・運営する港湾環境整備計画を認定したと発表した。運営事業者はシティビルド(大阪市中央区)。2026年11月1日から30年間、スポーツ施設やバーベキュー場、イベント広場などを整備・運営し、平時のにぎわい創出と災害時の防災機能を両立させる地域拠点を目指す。

事業コンセプトは「防災×スポーツ×緑地公園」。野球場や人工芝のサッカーコート、屋内人工芝パークなどを整備・改修し、スポーツ教室の開催などを通じて地域の交流を促す。水辺の景観を生かしたバーベキュー場や多目的イベント広場、キッチンカーの出店なども計画。駐車場の整備や照明設備、トイレの改修も進める。
災害時には、緑地を一時避難場所や復旧支援の拠点として活用する。屋内人工芝パークや公園事務所などを支援部隊の活動場所とし、野球場は臨時ヘリポートとしての利用を想定する。日常的なスポーツやレクリエーションの場としての機能に加え、防災拠点としての役割も担う計画だ。
同計画は、民間事業者が港湾緑地に収益施設を整備し、その収益を緑地の維持管理などに還元する「みなと緑地PPP」制度を活用する。大阪市は9月18日から10月1日まで計画を公衆縦覧し、寄せられた意見を事業者に伝えるとしている。施設の具体的な内容は、今後の市や関係機関との協議により変更となる可能性がある。


