六甲山に国際校の新キャンパス NLCS Kobe、83億円調達

 英国の名門インターナショナルスクール「North London Collegiate School(NLCS)」の日本校「NLCS Kobe」を運営する八光エルアール(大阪市)は、2028年に神戸・六甲山に開校予定の新キャンパス建設に向け、83億円のシンジケートローン(複数の金融機関による融資)の組成を完了した。りそな銀行が主幹事を務め、6金融機関が参加する。実行日は8月31日。

六甲山キャンパス完成イメージ

 新キャンパスの総事業費は約95億4000万円で、このうち約23億3000万円は補助金。調達した資金は、校舎棟、講堂、体育館、寄宿舎棟など6棟の建設費に充てる。

六甲山キャンパス 体育館 内観バース

 六甲山キャンパスは、兵庫県神戸市灘区六甲山町に整備する。2028年の開校を予定し、寄宿制と通学制の両方に対応する。2026年5月に地鎮祭を行い、建設が本格化している。

 設計を手掛けるのは、イタリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏。豊かな自然との共存を掲げ、「森と共存するキャンパス」をコンセプトに、六甲山の自然環境と調和した教育施設を目指す。瀬戸内海を望む国立公園内の環境を生かし、生徒の学習環境を整える。

 NLCS Kobeは2025年9月、神戸市東灘区の六甲アイランドにジュニアスクール(初等部相当)を開校。六甲山キャンパスでは、2028年からシニアスクール(中高等部相当)を開校する予定だ。

 提携先のNLCS英国本校は、国際バカロレア(IB)教育を導入している。NLCSによると、英国本校のIB平均スコアは世界第2位。チェジュ、ドバイ、シンガポールなどの海外校にも教育方針が受け継がれており、NLCS Kobeも世界水準の教育を通じたグローバルリーダーの育成を掲げる。

 八光エルエアールは、今回のキャンパス整備について、国内外から生徒や家族を呼び込み、国際的な交流を生み出すほか、教員やスタッフなどの人材雇用を通じて地域経済の発展につなげる考え。自然環境の保全と次世代の人材育成を両立する教育拠点を目指す。

 りそな銀行阿倍野橋支店の細見和彦支店長は、六甲山キャンパスについて「世界基準の学びを神戸の地にもたらす」とした上で、六甲山国立公園の魅力を再発見し、地域の持続可能な発展に寄与する取り組みとコメント。

 八光エルアールの池田浩八代表取締役は「歴史ある六甲山の豊かな自然の中で、好奇心を育み、世界へと羽ばたくグローバルリーダーを育てたい」としている。

六甲山キャンパス 寄宿舎 外観バース
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