
大阪府と兵庫県の救助隊員が日頃磨いた救助技術を披露する消防救助技術近畿地区指導会が7月25日、堺市総合防災センター(堺市美原区)で開かれた。
大阪府、兵庫県の52消防本部から867人の隊員が参加。陸上の部ではロープブリッジ救出や引揚救助など7種目、水上の部では溺者搬送、救助など5種目が行われ、日頃の訓練で培った技術や連携力を披露した。
指導会は、救助隊員が訓練成果を確認し、互いに技術を高めることで、実際の災害現場での救助活動につなげることを目的としている。会場では、ロープを使って要救助者を引き揚げたり、水中の要救助者を確保して搬送したりするなど、実働を想定した訓練が繰り広げられた。隊員たちは声を掛け合いながら、素早く正確な動作で課題に取り組んだ。
市民へ防災啓発と安心を
堺市消防局警防部警防課救助係の桑島猛救助担当主幹は、「救助訓練を市民に披露することで、消防・防災啓発と安心感につなげたい」と話す。堺市総合防災センターでの指導会に合わせ、三井ショッピングパークららぽーと堺とビバモール美原南インターにはサテライト会場が設けられ、一般来場者は合わせて約6000人に上った。
一方、この日の堺市の最高気温は37.2度。厳しい暑さの中で訓練が行われた。他地区では真夏を避けて同様の大会を開催する地域もあるといい、猛暑下での開催のあり方も今後の検討課題となりそうだ。
各部門の上位者は、8月22日に新潟市で開かれる全国消防救助技術大会に出場する予定。大阪市消防局や堺市消防局などの隊員が近畿地区代表として全国の舞台に臨む。
(加藤有里子)
