「関西演芸協会」新体制 渡辺裕薫が11代目会長就任

 上方お笑い芸人で作る「関西演芸協会」の年次総会が成田不動尊大阪別院で開かれ、物故者法要後の総会で30年間にわたり10代目会長を務めた落語家・桂福団治(85)が名誉会長に昇格し、副会長のお笑いコンビ「シンデレラエキスプレス」渡辺裕薫(58)の11代目会長就任が決まった。任期は2年。

笑魂塚前で握手を交わす渡辺新会長(左)と福団治新名誉会長

 別院境内「笑魂塚」法要では、桂文福、海原はるか・かなたや青芝フック、若井ぼん、タージンら関西で活動する芸人が次々焼香、先人の威徳をしのんだ。

笑魂塚で手を合わせる左から文福、ぼん、フック

 協会は戦後間もなくに2代目旭堂南陵を会長に結成され、2代目笑福亭松鶴や2代目桂春団治らが歴代会長を務め、1969年にこの笑魂塚を建立。現在は主に吉本興業所属を除く約300人の会員で運営されている任意の親睦団体で77年の歴史がある。

笑魂塚で手を合わせる海原はるか・かなた(右側)

 終了後、渡辺新会長は「7月28日なにわの日を期して、協会を一般社団法人化する」と新たな取り組みを明らかに。「目標として上方落語協会が建てた天満天神繁昌亭のような専用演芸場を設立し、私たちの協会が運営すること。協会を法人化することで会員が立てる舞台作りの受け皿としたい。常設舞台がないと仕事もなかなかこないし、いい人材も集まらない。当面は既存の劇場を使わせて頂き、定期的に協会運営の公演実施を目指す」と抱負を述べた。

最後に止め焼香する渡辺新会長(右)

(畑山 博史)

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