チェコパビリオンは、予約なしで並んで入場し、中は自由に見て回るタイプのパビリオンだ。
同館は全体の構造が特徴的で、中は螺旋(らせん)状になっており、ゆるやかに登りながら、壁に描かれていたり展示されていたりするアート作品を観ていく。外側はチェコの伝統産業の一つであるボヘミアガラスが一面に張り巡らされており、自然光が会場内に差し込む。パビリオンに使われているガラスと柱はチェコから直輸入したそうだ。


螺旋を登ったゴールは屋上の展望デッキとレストランにたどり着く。また、降りる途中に螺旋の内側に入れる扉があり、チェコ現地の映像が見られるシアターにつながる。


ちなみに、1階にもレストランとテークアウト用のカウンターがあり、チェコの伝統料理と、チェコで誕生したビール・ピルスナーが楽しめる。ちょうど水辺がそばにあるので、ビールをテークアウトして眺めながら飲むのも楽しみ方の一つだ。


また、万博開幕前から話題になっていたチェコパビリオンの公式キャラクター「レネ」の人気は根強い。たまにパビリオン前で着ぐるみが登場し、写真を撮るための列ができる。運よく出会えた人はぜひ一緒に写真を撮ってみてほしい。パビリオン内でも「レネ」のぬいぐるみが販売されている。
