全国選抜小学生プログラミング大阪府大会(株式会社共同通信社、週刊大阪日日新聞社主催)の決勝大会が12月15日、共同通信社の大阪オフィス(大阪市中央区)で開かれ、作品名「宿題アシスト」を制作した大阪市立長居小学校5年、津村優成さん(11)=大阪市住吉区=が最優秀賞に輝いた。また、最優秀賞を受賞した津村さんには、同時に副賞の大阪府教育委員会賞も贈られた。
決勝大会は、予選42組の中から選出された10組が出場し、出場者らは元気いっぱいに作品を発表した。
同大会は小学生を対象にプログラミングによって社会を生き抜く思考力・行動力・プロデュース力を含めた総合的な「人間力」を育てることを目的に開催。
小学1年生からプログラミングを習い始めた津村さん。今回制作した「宿題アシスト」は、夏休みの宿題が終わらないという自身の困りごとをもとに考えたアイデアだ。一番苦労した点を聞かれると「ロジック(プログラムが処理を行う内容や手順、方法を考えること)が複雑で、何度もエラーを出した。その度に組み立て直した」と振り返った。
選評では「大人顔負けの複雑なコーディングで、非常によく仕上がっている。実際に販売できそうなレベル」と高く評価された。津村さんは3月2日に東京で開かれる全国大会に出場する。「大阪代表として、できるところまで全力で頑張りたいです」と、全国大会への意気込みを話していた。このほかの受賞者は次の皆さん(敬称略)。
<優秀賞・週刊大阪日日新聞賞>大橋えみり(4年生)「交通事故防止メガネ」
<優秀賞・共同通信社賞>出雲湊(5年生)「未来のセカイは一周まわって昔の日本だった!」▽松塚まなか(2年生)「自分だけの星をつくろう!」
<優秀賞>綿口悠眞(5年生)「隕石を打ち落とせ!」▽増田陽生(6年生)「みんな守れてる?『安全自転車』」▽松本蒼志(5年生)「オイルクリッカー」▽山本楽奈(5年生)「エコリサイクルゲーム(大阪の未来のためになるゲーム)」▽チーム「F.A.R」福嶋あい(6年生)、福嶋亮(3年生)「農作業ロボット」▽チーム「ともかプログラミングペア」北谷智也(5年生)、伊藤歩乃花(5年生)「未来は空中都市」