予測困難な時代に立ち向かえる子ども育成を 「答えのない問題」に取り組む体験イベント開催

 今、私たちが生きている時代は先行きが見えない「予測困難な時代」だといわれている。この時代をよりよく生き抜くには、「答えのない問題に対して、答えに近い形をつくる力」が重要ではないだろうかー。これらの能力養成を目指した塾「たんきゅう塾NEO」に、教科書を提供している「新興出版社 啓林館」の専務取締役、北川賀世子さんに子どもたちへ向けたメッセージを伺った。

新興出版社啓林館 専務取締役 北川賀世子さん

―メッセージをお願いします
 「こんなことができたらもっと便利だな」や「この問題が解決できたらいいな」と思う場面にこれから子どもたちはたくさん出会うはずです。その中で、自分が本当に解決したいと思える問題に出会ったとき、その解を求めて、勉強を始めるのは「やらされる」ものから、「自分でやるもの」に変わっていくのだと思います。「たんきゅう塾」は、自分が解決したいことができたとき、どうしたらよいのかを知らず知らずのうちに見つけることができるようになります。

 自分の身近な人や住んでいる街、日本、ひいては世の中がちょっとでも良くなればいいなと考えて行動できる人になってもらいたいと思います。同塾は、そんな思いを持ちながら自分のやりたいことを発見し、それををとことん追いかけることのできる場所です。夏休みに向けて、実際の授業の体験や、親子で体験できるイベントを予定しています。一緒に「答えのない問題」に取り組んでみませんか。

 食品衛生の専門会社「日本細菌検査」が提供する特別授業で、大学の教員とゼミを作って研究したり、実際の授業が体験できる「たんきゅうαオープンキャンパス」を7月20日(午前10時~正午)、開催する。対象は小学4~5年生で、定員は10組まで。


 1つのことを広く、深く考えるがテーマの「おやこ体験イベント」は8月17、18日(午前10時~同11時半、午後1時半~同3時)に実施する。対象は1~3年生とその保護者。定員は各回15組まで。申し込みはホームページまたは電話で受け付け。

■新興出版社啓林館「たんきゅう塾NEO」/天王寺区大道4丁目3番25号/電話06(6779)1531