彰化愛楽室内楽団と近畿大学吹奏楽部が演奏 日本大阪台日交流音楽会開催

スケールの大きな演奏で聴衆を魅了した彰化愛楽室内楽団

 台湾・彰化県の市民オーケストラ「彰化愛楽室内楽団」を招いた、日本大阪台日交流音楽会 (彰化愛楽室内楽団×近畿大学吹奏楽部)が23日夜、大阪市天王寺区のクレオ大阪中央ホールで開かれ、ステージの学生たちは、熱気あふれる演奏で聴衆を魅了。台湾と日本の友情を象徴するような心温まる演奏が繰り広げられた。

 同音楽会は、台湾出身者の子どもたちが通学する大阪中華学校のOBや保護者、教職員らで活動している「GCS Osaka 日本欣華会」(李忠儒会長)の主催で開催。開演に先立ち李会長は「音楽の音色とメロディーは世界共通。文化交流は世界平和にもつながる。私も含め台湾出身者で近大に留学した学生も多く、台湾と近大との絆は強い。素晴らしい音楽会の実現に感謝している」とあいさつした。

 ステージは、彰化愛楽室内楽団の「絃舞」で開演。台湾伝統の名曲の数々を、詩情豊かにスケールの大きな演奏で披露し、会場から大きな拍手が送られた。また近大吹奏楽部は「ディズニーランド50周年セレブレーション」など、おなじみの曲をテンポよく演奏。会場いっぱいに手拍子が広がり、台日友好ムードを盛り上げた。