高級な食堂が「イノゲート大阪」にオープン こだわりメニューは「おまかせコース」一択

 食を通して新しい驚きと喜びを五感で感じられる唯一無二の食体験ができるという、大人の食堂「食堂 一石三鳥」が大阪駅西・新ビルの「イノゲート大阪」5階の飲食ゾーン「バルチカ03」に7月31日オープンした。

 同店を運営する「一石三鳥グループ」の大阪出店は3店舗目。福島区の路地裏にある看板のない焼肉店「和牛料理 一石三鳥」、寿司店「鮨 豊」と、これまではあえて立地が良くない場所を選んだ店舗展開だったが、初めて駅直結・商業施設の好立地で新業態の〝大人の食堂〟で出店する。「知る人ぞ知る名店」といわれる同店をいち早く取材した。

隠れ家のような高級感ただよう店内

 古木を生かしたインテリアで、照明の明るさを抑えた隠れ家のような店内には、シェフを囲むように配置した9つのカウンター席を配置。料理のライブパフォーマンスをどの席からも体験できる。壁一面の大きなガラス窓からは、開発のラストスパートが進む「グラングリーン大阪(うめきた2期)」が一望できる。

メニューはおまかせコース一択のみ

 メニューは、旬の食材の良さを最大限に引き出したおまかせコース(1万3000円)の1種類のみ。名刺がわりの一皿「北京ダック」から始まり、「但馬牛とイカ墨のゼッポリーネ」「鮑とキノコのカルパッチョ」「生ウニの冷製パスタ」「大人のカキ氷」など、プレミアムな食材を使った全10品を提供する。

「但馬牛とイカ墨のゼッポリーネ」但馬牛の赤身のタルタルとイカ墨のコクをプラスしたゼッポリーネ(揚げピザ)で作る新感覚のブルスケッタ
ベジョータの生姜焼き

 生姜焼きの概念を覆した一品「ベジョータの生姜焼き」は、最高級スペイン産の豚肉ベジョータを使って生姜焼きを作ったらどうかという好奇心から生まれたメニュー。シェリー酒の香りと丸ごとオーブンでローストした玉ねぎの甘味がマッチした大人な味わい。

 料理に合う酒のペアリングも提供。スタッフは「肩肘じをはらせないおもてなしで、ブライダル仕込みの上質でありながらも親しめる、後に余韻が残る食堂にしていきます」と話している。

 営業時間は午後3時半~同11時、3時半・6時・8時半スタートの3部制で予約を受け付ける。木曜定休。

■食堂 一石三鳥/大阪市北区梅田3-2-123 イノゲート大阪 バルチカ03 5階/電話06(6485)8234