〝スマートモビリティ万博〟実現へ 視覚障がいがある人を自動誘導

万博特別モデルのAIスーツケースのイメージ

 大阪・関西万博では、「未来社会ショーケース事業」の「スマートモビリティ万博」領域に、会場内で次世代の様々なロボットを実装・実証する「ロボットエクスぺリエンス」の展開を計画している。

 「AIスーツケース型ロボット」は、視覚に障がいのある人を目的地まで自動で誘導することを目的に開発。これまで、コンソーシアムと未来館が相互に技術協力を行うことで、大型ショッピングモールや新千歳空港、未来館などの屋内施設や、未来館から最寄り駅までの屋外空間などで、一般ユーザーによるナビゲーション技術の実証実験を行ってきた。今年4月からは、未来館で毎日定常的に試験運用を行い、より多くの実証データを蓄積することで、人混みでの誘導や障害物の回避などのナビゲーション技術のさらなる向上に取り組んでいる。