「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」が開業 多様化する旅行者ニーズに対応

ダブルツリーbyヒルトン大阪城

 「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」が5月1日、開業した。現地は日本経済新聞の大阪本社跡地(中央区)。「ダブルツリーbyヒルトン」はヒルトンのホテルブランドで大阪初進出となる。

 大阪城に最も近いホテルの一つで、大阪駅まで車で約10分で行ける好立地。神戸・京都・奈良をはじめ、関西の他府県へのアクセスも良く観光やビジネスにも便利なロケーションとなる。
 ホテルは、天満橋駅から徒歩約5分の距離で、ウォーターフロントに開発された複合施設の6階から20階に位置。ホテルのロビーは海運業で栄えた大阪ならではの風景や人々がモチーフ。過去に大阪と江戸を繋いだ商船「菱垣廻船(ひがきかいせん)」や「港」をイメージし、波を模したカーペットで趣のある空間を演出している。

客室から大川や大阪の街並み

 客室は「水の都」をイメージし、水をテーマに青色を多く取り入れ、リラックスできるデザイン。全373室で、4つのタイプがある。ホテル前を流れる大川や大阪の街並みを楽しめるゲストルーム、大阪城の天守閣が見渡せるデラックスルームのほか、17階から20階まではエグゼクティブルームとスイートルーム。エグゼクティブルームとスイートルームの宿泊客や、ゲスト・ロイヤルティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」のダイヤモンド会員は、20階のエグゼクティブラウンジを利用でき、ゆったりと優雅な時間を過ごせる。

ルーム
エグゼクティブラウンジ

大阪城望む室内プールも

 また、宿泊客は24時間利用できるフィットネスセンター、窓から大阪城を望める全長約11㍍の室内プールも利用できる。
 このほか、レストランやラウンジ&バーなどの料飲施設や宴会場・会議室なども備えている。
 運営するヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区代表のジョセフ・カイララ氏は「商業や観光で活気にあふれる大阪では2025年の大阪・関西万博をはじめ、今後ますます国内外から観光客・ビジネス客が訪れることが期待されている。『ヒルトン大阪』『コンラッド大阪』に加え、大阪市内で3軒目となる『ダブルツリーbyヒルトン大阪城』の開業によって、多様化するお客様のニーズに応えていきたい」とコメントしている。

室内プール