なんばに歩行者広場 駅前空間に11月末誕生

南海難波駅前では「なんば広場」の整備が進む
南海難波駅前では「なんば広場」の整備が進む

 高島屋とマルイの間の空間に11月末、歩行者専用の「なんば広場」が誕生する。休憩場所や待ち合わせのシンボルとして機能しそうだ。

回遊性高め、ミナミ活性化

 大阪市が進めるなんば駅周辺の道路空間の再編で、南海電気鉄道「難波駅」の北側に上質で居心地の良い歩行者専用の「なんば広場」が11月末に誕生する。今後は周辺への回遊性を高めて市南部の繁華街ミナミを活性化することが期待される。

なんばに歩行者広場

 大阪市はこれまで空間の創出に向けた取り組みを進め、社会実験を実施。あわせてパブリックコメントによる市民からの意見も募り、「なんば駅周辺における空間再編推進事業整備プラン」をまとめ、2022年秋から整備を進めてきた。

 広場が整備されるのは、難波高島屋となんばマルイに挟まれた駅前の空間。駅前のバス、タクシー乗場の移設が完了し、既存の歩道などと一体化した約6000平方㍍の完全な歩行者専用空間に生まれ変わる。買い物客の休憩場所やシンボリックな待ち合わせ場所としても機能しそうだ。

 今後は広場から南東に伸びるなんさん通りの整備(電線共同溝・舗装・照明灯等)がはじまり、全体工事の完了は万博開催年の25年3月末。