ジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、企業の間で契約を見直す動きが相次いでいる。大阪府の吉村知事は、9月13日、所属タレントの起用を継続する方針を明らかにした。
大阪府と大阪市などでつくる公益財団法人「大阪観光局」では、シンボルキャラクターに2018年からジャニーズ事務所に所属する「関ジャニ∞」を起用。今月7日にジャニーズ事務所がジャニー喜多川元社長による性加害を認めたことで、所属タレントの広告への起用を見直す企業が相次いでいるが、吉村知事は、「村上さんを中心とした関ジャニ∞さんは関西・大阪出身だということで、大阪を盛り上げようと手弁当でやってくれているところがある」と今後も起用を継続する考え。その一方で、事務所側が進める改革については「今後も注視していく」としている。
また、「ひらかたパーク」の広告に岡田准一さんを起用している京阪ホールディングスは、「枚方出身の岡田さんとの関係を大切に」と契約の解消には慎重な姿勢を示している。