オフィスで綱引き、マグロ解体ショー!? 働く人も地域も集うOAP、開業30周年

就業者向けの催し続々、地域に開かれたイベントの舞台にも

大川沿いに立つOAPタワー(中央)と帝国ホテル大阪(右)。複合施設「OAP」は今年、開業30周年を迎えた=10月2日、編集部撮影

 春には大川沿いの桜が咲き誇り、夏には天神祭でにぎわう。大阪市北区の複合施設「大阪アメニティパーク(OAP)」は、そんな季節の風景とともに親しまれてきた場所だ。花見や散策、イベントなどで訪れたことがある人も多いのではないだろうか。

 そのOAPが今年、開業30周年を迎えた。オフィスやホテルが立ち並ぶおなじみの施設だが、実は近年、綱引き大会やマグロ解体ショーなど、ちょっと意外な催しも行われている。節目の年を機に、知っているようで知らないOAPの一面を紹介する。

製錬所跡地に誕生した複合施設

 OAPが開業したのは1996年。かつて製錬所があった土地に、オフィスやホテル、商業施設などを備えた複合施設として誕生した。敷地内には今も、工場建屋を思わせるレンガ造りのモニュメントや門柱など、当時の面影が残る。

 30周年を記念して決まったキャッチコピーは「つながる、はたらく、花ひらく。製錬の地から、洗練の街へ」。かつての歴史を踏まえた言葉だ。

開業30周年を記念したフラッグが掲げられたOAPプラザ。公募で決まったキャッチコピー「つながる、はたらく、花ひらく。製錬の地から、洗練の街へ」が記されている=10月2日、編集部撮影

オフィスで綱引きにマグロ解体ショー? 意外な交流イベント

 OAPでは近年、施設で働く人を対象にした交流イベントにも力を入れている。

 2024年には就業者向けのカラオケ大会がスタート。翌25年からは綱引き大会やラジオ体操、マグロ解体ショーのほか、毎月のヨガやセミナーなども始まった。

 これらは主にOAPで働く人たちを対象とした取り組み。普段は仕事場として利用する施設が、時には体を動かし、交流を楽しむ場にもなる。外からはなかなか見えない、OAPのにぎやかな一面だ。

OAPで働く人たちが参加した綱引き大会。就業者同士の交流を目的に開催されている
OAPで働く人たちを対象に開催されたマグロ解体ショー。普段の仕事場とはひと味違う催しで交流を深める一幕

地域とのつながりも

 今年は開業30周年を記念した企画も多彩だ。オリジナルクラフトビール2種類を製作し、館内の対象店舗で買い物をするとスタンプがもらえる企画を実施。5個集めると、指定期間にビール1本と交換できる。

開業30周年を記念したクラフトビールのスタンプラリー台紙。館内に設置されている。=10月2日、編集部撮影

 10月には、子どもから大人まで楽しみながら防災を学べる「ひとまち防災訓練 ~OAPでまなぼうさい~」を予定。11月には昼休みにみんなで体を動かす「ひとまちラジオ体操」、12月には30周年にちなみ、特賞30点を用意する記念大抽選会なども予定している。

音楽や食でにぎわうイベントも

 10月25日には、天満一帯を舞台にした「第26回天満音楽祭」が開催され、OAPの桜広場と1階エントランスも会場となる。同日から27日までは、恒例の「OAP秋のぱん&スイーツまつり」も開催。初日は音楽祭と重なり、演奏を聴きながらパンやスイーツを味わう、音楽と食が融合した一日を楽しめる。

秋の恒例となったぱん&スイーツまつり。写真は昨年の様子

 開業30周年を迎えたOAP。働く人同士の交流を育む催しから、地域に開かれたイベントまで、その取り組みは幅広い。都心の複合施設は、人と人をつなぐ場所としての役割も担っている。

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