特殊詐欺急増で非常事態宣言 寝屋川の青年会議所が講演会

 今年、寝屋川市内では特殊詐欺被害が過去最悪の水準に達しており、市は8月20日「非常事態宣言」を発令した。7月末時点の認知件数は129件で前年比のほぼ倍増、被害額は市内だけで7億9000万円にのぼる。
 そうした背景から寝屋川青年会議所は9月8日、寝屋川市内のニューコマンダーホテルオルロージュで講演会「防犯意識の変革~巧妙化する現代犯罪に立ち向かう知識とマインドの構築~」を開催した。
 同所が掲げる「社会の課題を解決することで、持続可能な地域を創る」という信念に基づき、まずは会員自身の防犯に対する理解を深めようという試みとなった。
 講師には寝屋川警察署生活安全課防犯係の藤本明雄さん、防犯ジャーナリストの梅本正行さんを招いた。藤本さんは市内で横行する特殊詐欺の最新手口と対策について、梅本さんは犯罪を自分ごととして捉える意識の重要性について、それぞれ話した。開催を主導した同会員の楠上光弘さんは「知らないことが多く、大変勉強になった。長年防犯に携わってきたプロの話を聞き、20代〜30代の若い力が集まる青年会議所だからこそできる、新しい防犯の取り組みの可能性を感じた」と語った。(上田智也)

特殊詐欺の最新手口や対策について講演する寝屋川警察署の藤本明雄さん=9月8日(上田智也撮影)
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