「買い物」が産後ケア支援に 大王製紙と赤ちゃん本舗、3回目の寄付で支援の輪

 大王製紙と赤ちゃん本舗は8月27日、大王製紙のエリエールブランドが展開する社会貢献活動「エリエール えがおにタッチPROJECT」の一環として、認定NPO法人マドレボニータへの寄付贈呈式を大阪・本町で行った。両社による寄付は今回で3回目となる。

左からマドレボニータの山本裕子さん 真ん中赤ちゃん本舗の合田輝昌さん 大王製紙の小川満さん

 同プロジェクトは、ベビー用品や日用品など、日々肌に触れる商品を届けるエリエールブランドが、「人と人とのつながり」や「ふれあい」を社会の中に広げていきたいとの思いから始まった。

 赤ちゃん本舗では、全国の店舗およびオンラインショップで「頑張るママ・パパの素敵な笑顔へ」とエールを送るキャンペーンを展開。対象商品の購入などを通じた消費者の参加が、産後ケアに取り組むマドレボニータへの支援につながった。

 赤ちゃん本舗の合田輝昌さんは、「キャンペーン期間中は多くのお客さまにご協力いただき、この活動への温かいご支援のおかげで、昨年に続きマドレボニータさまへ寄付を行うこととなりました」と感謝を伝えた。

 同社は創業以来、出産・子育てに寄り添い、「スマイルな育児を。アカチャンホンポ 」をコーポレートメッセージに掲げ、子育て家庭を応援してきた。合田さんは、子育てを取り巻く環境にはさまざまな社会課題があるとした上で、「これからもお客さま一人一人に寄り添いながら、誰もが安心して子育てできる社会の実現に貢献してまいります。この寄付がマドレボニータさまの活動を通じて、より多くのご家族の笑顔につながることを願っております」と語った。

3回目を迎え、認知は約4割(※)に

 大王製紙の小川満さんは、赤ちゃん本舗との取り組みが今回で3回目となることに触れ、「継続する中で、プロジェクトへの認知や理解も徐々に広がっている」と説明した。今年7月に大王製紙が実施したインターネット調査(512人)では、「えがおにタッチPROJECT」の認知は約4割(※)に上ったいう。

 一方で小川さんは、活動をまだ十分に届けられていない人もいると指摘。より多くの人にプロジェクトの趣旨を知ってもらうことが、マドレボニータへの支援や社会貢献につながる機会を広げるとして、「今後も活動の認知をさらに広げていきたい」と話した。

支援は「産後」になる前から

 寄付を受けたマドレボニータは、設立から28年。すべての家族が心身ともに健やかに子育てをスタートできるよう、産後ケアを届ける活動を続けている。同法人の山本裕子さんは、大王製紙と赤ちゃん本舗から昨年度に続いて寄付を受けたことに感謝を述べ、「この1年は、出産前の早い段階から夫婦で産後について学び、準備するための講座にも力を入れてきた」と説明した。

 「子育てが始まる前の早いタイミングで必要な知識に触れ、夫婦で一緒に産後の準備に取り組むことで、夫婦の絆も育まれていく」と山本さん。こうした予防的な啓発活動を、持続可能な子育て環境を育てるための大切な「種まき」と位置付ける。
 その一方で、必要な情報が届きにくい家庭や、多胎児家庭、ひとり親家庭などへの支援も課題だ。家族だけに負担を抱え込ませるのではなく、地域や周囲の人が一緒に支え合える社会を目指すとともに、より大きな負担を抱える家庭には、支援を途切れさせないことが重要だという。

 企業からNPOへ、そして支援を必要とする家族へ。日々の買い物をきっかけにした一人一人の参加が、産後ケアを必要とする家族への支援につながっている。「エリエール えがおにタッチPROJECT」は3回目を迎え、社会全体で子育て家庭を支える取り組みを広げている。

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