大悟(千鳥)、カンヌ話題作を大阪でPR 初主演映画に戸惑いも

 お笑い芸人、大悟(千鳥)が初の本格演技でいきなりスター女優・綾瀬はるかの相手役で夫婦を演じた主演映画「箱の中の羊」が公開され、是枝裕和監督と共に3人で大悟の青春の地・大阪で舞台挨拶に立った。

青春の地・大阪で舞台挨拶の大悟


 3人は既にカンヌ映画祭のレッドカーペットや各地の公開映画館舞台挨拶にも同行。綾瀬は広島市、大悟は岡山笠岡市と共に瀬戸内地域の出身で打ち解けた雰囲気。カンヌで話題になった大悟が綾瀬の手を取ってのエスコートもすっかり板に付いた。

「大悟さん、台詞を方言で少しずつ変えて」と話す綾瀬

 是枝監督は大悟起用について「テレビのバラエティー番組『ヤギと大悟』見ていて人間味のある笑顔に引かれた」と説明。出演オファーに大悟は「ホントにボクでいいんですか?」と戸惑ったそうで、監督は「その違和感がよかったんです」と満足げ。綾瀬も「エッ!? あの大悟さん?って思ったんですけど、いつもキチンと台詞覚えてこられる真面目な方で」と受けると、苦笑しながら聞いていた大悟は「違和感? 監督、やっぱりあったんかい!台詞? そら覚えて行くやろ!」とお笑い風のツッコミで反応。

題名看板を3人で持ち照れる大悟(右)

 近未来のSFで、子どもを事故で亡くした夫婦がそっくりのヒューマノイドを家庭に迎え、再び家族としての再生を目指す物語。公開された作品を改めて鑑賞した大悟は「初めて完成作を見た時は、正直、大悟だけを見てて、全然ストーリーが入ってこなかった。2回目でようやく落ち着いて見られました。〝ワシがこんなトコに居ていいのかな?〟とずっと感じてましたから」と、真顔に。

綾瀬(中央)をエスコートして退場する大悟(右)

 自身がNSC(吉本総合芸能学院)生徒時代から漫才コンビ「千鳥」でブレイクするまでを過ごした青春の地・大阪での舞台挨拶に「18歳で大阪に出てきて、パチンコに負けては酒飲んで、転がり落ちていた街。大阪の観客が一番ボクの事を知っている。その皆さんの見終わった時の顔を見て〝映画出演を受け入れてくれたんだ〟と感じました」とようやく心からの笑顔が浮かんだ。
(畑山 博史)

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