塩野義、鳥居薬品を吸収合併へ 2027年4月に統合

 医薬品メーカーの塩野義製薬(大阪市北区)は2月20日、完全子会社の鳥居薬品(東京都中央区)を吸収合併する基本方針を取締役会で決議したと発表した。合併の効力発生日は2027年4月1日を予定している。

 吸収合併とは、1つの会社が他の会社を取り込み、経営や事業を1つにまとめる仕組み。今回のケースでは塩野義製薬が存続会社となり、鳥居薬品は法人としては存続せず、塩野義製薬に統合される。鳥居薬品はすでに塩野義製薬の完全子会社であるため、本合併に伴う新たな株式の発行や金銭の交付は行わない。

 塩野義製薬は〝常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する〟との方針を掲げ、国内事業の強化を進めてきた。2025年5月8日に鳥居薬品への公開買い付けを開始し、同年9月1日に完全子会社化している。

 鳥居薬品は花粉症などのアレルギー分野や皮膚疾患領域に専門性を持つ。これらの分野は流行の影響を受けにくく、十分な治療が行き届いていない患者も多いとされる。こうした〝満たされていない医療ニーズ〟に応えることが、グループの国内事業における安定的な基盤の確立につながるとしている。

 今後は2026年4月27日に合併契約の締結を予定している。完全子会社との合併のため、連結業績への影響は軽微としている。

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