【記者が体験】うめきた芝生広場を望むカウンターで寿司を堪能、大阪駅直結「産直鮨 一石三鳥」開店

 大阪駅直結イノゲート大阪の飲食ゾーン「バルチカ03」5階に「産直鮨 一石三鳥」が8月18日、開店した。全国約150漁港から直送される魚介を仲卸の参入により適正価格で提供する。

 ランチ・ディナーともに各3種類のコースがあり、ランチは3,800円から。ディナーは「粋(いき)コース」5,800円で、寿司9貫、巻物1/2本、料理2品、椀物、甘味が堪能できる。寿司は1貫からの注文も可能だ。

 記者は粋コースを試食した。最初に登場したナガノパープルとシャインマスカットの白和えで、フルーツの瑞々しさとまろやかな豆腐の味わいに驚かされる間もなく、続いて握り寿司が供された。

シロカワカジキの昆布締

 中でも圧巻は中トロと、カジキの王様と呼ばれるシロカワカジキの昆布締め。脂の旨みや昆布の香りが、特注の南部鉄器の羽釜で炊いた艶やかなシャリと重なり、寿司の醍醐味を存分に堪能できた。さらに供されたおいなりさんは、トロトロになった松山あげに包まれ、体験したことのない食感を口に感じる。

目の前で対象の手さばきを見ながら食事が楽しめる

 席数は11席ですべてカウンター席だ。古木の梁(はり)が映える落ち着いた店内からは、うめきた芝生広場の開放的な景観も望める。
 背もたれ付きのハイチェアは座り心地がよく、舞台にかぶりつくように大将・榊洋光さんの手仕事を堪能できる。飲み放題(1,800円〜)では寿司とのペアリングを楽しむことができ、迷った時は大将の相方・柏原竜次さんに相談すれば心強い。

 食後には能登発のジェラートブランド「マルガージェラート(通称マルガジェ)」が登場。石川県珠洲市の伝統塩と富山県産もち米100%の米粉を使った最中のサクサク感が、寿司の余韻を爽やかに締めくくる。

■産直鮨 一石三鳥/大阪市北区梅田3-2-123 イノゲート大阪 バルチカ03 5階/電話06(6485)8234/ランチ 12:00~15:00、ディナー 17:00~22:00/月曜定休

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