万博チェコ館で披露したパフォーマンスを再現 天王寺で一期一会の体験

 天王寺にある茶臼山画廊で21~23日の3日間、「ICHIGO ICHIE」というテーマの展示とパフォーマンスを披露したアーティストのVit Kodousek(ヴィート・コデューセック)さん。

 以前に告知記事でも紹介したイベントだが、この連休中に開催され、彼の作品やテーマ、取り組みに興味のある人たちが会場へ足を運んでライブパフォーマンスを体験した。

 「一期一会」という言葉が象徴するように、今日この瞬間、その場を共有する人だけが、この場所でしかできない体験をする、という、まさに一期一会の機会だった。
 パフォーマンス自体はチェコパビリオンで行ったり、その他の場所で行っているものと同じだが、場所も違えば、観客も違い、演じるヴィートさんの体調や心境も違うので、同じようであって同じでない。唯一無二の瞬間だ。
 ナレーションやBGMと共鳴するメッセージ性のあるパフォーマンスは見ている者を引き込む力があった。

 また、パフォーマンスの途中に来場者にも参加を促し、各自が少しずつ作品に手を加えることで、ただ鑑賞しただけの作品から自分も製作に参加した作品に昇華させて、より一層の一体感を生み出していた。

 今回もパフォーマンスが終わると、作品を少しずつ手でちぎっていき、来場者にプレゼントした。この瞬間を共有した人たちが、帰宅後も何かを共有できるように、という思いが籠ったギフトだ。

 初日のパフォーマンスをJ:comが取材し、「ジモト・トピックス」(放送エリア・大阪/東大阪/北河内)という番組で11月29日から12月5日の期間に紹介する予定だ。

 ほかにも来月には神戸で、来年1月にはドバイで、その後はアメリカの都市で展示・パフォーマンスを行い、2月にはまた日本に戻ってくるということだったので、興味のある人はヴィートさんのSNSなどをチェックしてみては。

■インスタグラム https://www.instagram.com/squaremotionart/#

タイトルとURLをコピーしました