
日本の南極観測を輸送面などから支える海上自衛隊運営の砕氷艦「しらせ」が神戸に入港、10月11日にポートアイランド西岸壁(神戸市中央区港町1)で一般公開される。普段は見ることのできない艦内を見学する貴重な機会となる。
しらせは全長138㍍、幅28㍍で、基準排水量は1万2650㌧。厚さ約1.5㍍の平らな氷海域を氷を砕きながら3ノット(時速約5㌔㍍)で進める砕氷艦。氷厚が1.5㍍以上になるといったん200~300㍍後退し、最大馬力で体当たりして氷に乗り上げ、艦の重さで砕く仕組みだ。
公開時間は11日午前9時〜午後4時(最終受付は午後2時)で予約は不要。現地まではポートライナー「みなとじま」駅から徒歩約17分。
今回の寄港目的は南極地域観測協力に備えた総合訓練中の補給と休養。10日午前9時に神戸に入港し、11日に一般公開された後、12日午前10時に出港する。その後、11月に日本を離れ南極へ向かう。神戸への寄港は8年ぶり6回目。