
建材大手のYKK AP(東京都千代田区)は11月6日、大阪府箕面市箕面4丁目に「YKK APショールーム箕面」を開設した。一般客を対象とした同社単独のショールームは全国初となる。
同施設は、戸建て住宅の新設が多い北摂地域の特性を踏まえ、エクステリア(外構)を中心に、窓やドア、インテリア建材を複合的に展示。外構と建物を一体で提案することで、快適で美しい住まいづくりを支援する。年間4,000組の来館を見込む。


展示は約270点に及び、最大のコーナーには2階建て住宅の一部を実物大で再現。カーポートや門扉、テラスなどのエクステリア商品に、玄関ドアや窓、内装材を組み合わせた「建物と外構のトータルコーディネート提案」を行う。

また、2025年4月から住宅の省エネ基準適合が義務化されることを踏まえ、冬の外気を再現した環境で樹脂窓など高断熱窓の性能を体感できる「断熱体感コーナー」を設置。断熱性能の重要性をわかりやすく伝える。
一方、施工技能者の人材不足や施工品質の高度化といった業界課題にも対応。施設2階には関西初となるプロユーザー向けエクステリア施工技術研修所「DO SPACE箕面」を開設した。研修ではエクステリア商品に加え、窓など住宅リフォーム商品の施工実習も行い、技術者の育成と品質向上をめざす。
今後は地域との連携にも注力し、子ども向けの職業体験会などの開催も検討。住まいづくりを通じた地域コミュニケーションの拠点としても活用を見込む。
ショールームは地上2階建てで延べ床面積1,434平方メートル(展示面積932平方メートル)。一般ユーザーとプロユーザーの双方を対象とする。
所在地は大阪府箕面市箕面4丁目8-57。詳細は公式サイト(https://www.ykkap.co.jp/consumer/showroom/area/minoh)で確認できる。
