
2025年大阪・関西万博が、いよいよ閉幕の日を迎えた。日本国際博覧会協会によると、11日時点の一般来場者数(推計値)は2500万人を超えた。会期最終日も朝から多くの来場者が詰めかけ、会場全体が別れを惜しむ熱気に包まれていた。

午後2時からは、EXPOホール「シャインハット」で閉会式が行われ、半年間にわたって続いた祭典のフィナーレを彩るセレモニーとなった。
会場各地では「Matsuri of The World」と題したステージイベントが展開中。北・南・東・西の5カ所のポップアップステージで、各国の音楽や踊りが披露され、カラフルな衣装や伝統楽器の音色が来場者を魅了。世界各地の文化やエネルギーを感じながら、観客は最後の一日を楽しんでいた。
午後4時からは、西ゲート前広場を出発点に「フラッグパレード」が執り行われた。色とりどりの万国旗が風にはためく中、世界中の参加者と観客が一体となり、「つながり」と「未来への希望」を胸に会場を行進した。

夜には、「EXPO Thanks 花火大会」が開かれた。来場者をはじめ、大阪・関西万博に関わったすべての人々への感謝を込め、秋の夜空を彩る華やかな花火が打ち上げられた。

さらに、19時37分からは光と音、テクノロジーが融合したスペクタクルショー「One World, One Planet.」が会場全体で展開された。ドローンショーや大屋根リングのライトアップ、シャインハット外壁のプロジェクションマッピングなどが連動し、「願い」をテーマに世界と万博会場がつながる「地球共感覚セレモニー」としてフィナーレを飾った。
半年間にわたり世界の知恵と文化が集結した大阪・関西万博。多くの人に惜しまれながら、その幕を閉じた。




