アプリや映像、ロボットを制作し、その技能を競う「全国選抜小学生プログラミング大会」の大阪府大会(大阪日日新聞、週刊大阪日日新聞、共同通信社主催)で、池田市立秦野小5年、片岡佳樹君(11)の開発したゲーム「未来のたこ焼き名人」が最優秀賞を獲得した。表彰状を手渡され、「大阪で1位を取れてうれしい」と喜びをにじませた。
片岡君は、システム開発に携わる父高志さん(35)から9歳の誕生日にパソコンを贈られて以来、プログラミングに没頭。「自分が思ったものを自由につくれるのが楽しい」と魅力を話す。
作品は「大阪」から連想させるたこ焼きをモチーフに選び、焼け具合を見ながら鉄板から取り上げ、点数を重ねていくプログラムを1カ月ほどで開発。高志さんも「プログラミングは大人でも苦労する。子どもがはまったときのエネルギーはすごい」と目を見張る出来だ。
1月24日に同校で表彰式があり、片岡君が大阪日日新聞の岡野宏治総局長から表彰状と盾を受け取った。全国大会に向けて「緊張するが、ちゃんと伝わるようにしたい」と意気込んだ。
テーマは「みんなのみらい」で、府大会には41の個人、団体から応募があった。その他の入賞者は次の通り(敬称略)。
大阪日日新聞賞=山中優門▽共同通信社賞=竹内栞太▽優秀賞=加星あまね、松浦大翔、宮本瑞己、神農由茉、松原弘明