大阪メトロは10月24日、府南部の南河内地域で11月に開始予定だった自動運転バスの実証実験を延期すると発表した。車体製造元のEVモーターズ・ジャパン(北九州市)が国土交通省の立ち入り検査を受け、全317台中113台で不具合が見つかったことを受けた措置。
実験は鉄道駅のない太子町、千早赤阪村、河南町を通る2ルートで、運転支援ありの「レベル2」での無人運行を予定していた。大阪メトロは来年4月からレベル4(無人自動運転)での実用化を目指しており、今後の実証で段階的に高度化を図る計画だったが、スケジュールの見直しも検討するという。
自動運転バス実証延期車両不具合で開始見送り
