中日新聞と週刊大阪日日 地域情報アプリ「ロークル」で関西の話題発信

 中日新聞社が手掛ける地域情報アプリ「Lorcle(ロークル)」に20日、関西の新聞社で初めて週刊大阪日日新聞社(大阪市北区)が参画する。これにより、同アプリは中日新聞社の本拠地である中部圏、グループ紙の東京新聞による関東圏に続き、関西でも情報充実を図ることとなった。

 ロークルは、自治体や企業、メディアが発信する地域情報をまとめて閲覧できるスマートフォンアプリ。大阪をはじめ関西各地の身近な話題やイベント、お得情報を提供し、住民に役立つ情報インフラとして普及をめざす。利用は無料。

 関西のサービスエリアは大阪市や堺市をはじめ、京都、兵庫、奈良、滋賀を含む2府3県36エリア。週刊大阪日日新聞社は、大阪・関西万博の関連情報や地域の注目話題の発信に加え、地元企業の活動紹介などを通じ、地域経済の活性化にも取り組む。

 ロークルは2024年4月、東海3県(愛知、岐阜、三重)でスタート。2025年には首都圏や関西圏にエリアを拡大し、8月20日時点で約110の自治体と約130の企業・団体が運用している。

 アプリでは、レジャーやグルメなどを紹介するページのほか、イベントや店舗の電子クーポンを地図やカレンダーで確認できるページを設置。自治体や企業は観光や生活情報、災害時の緊急情報などを発信しており、ユーザー数は拡大を続けている。

 週刊大阪日日新聞社は2005年11月設立。大阪市、守口市、門真市を中心に、無料の地域密着型新聞を約26万部配布し、デジタルでも大阪のニュースや生活情報を発信している。

ロークルのロゴ

 同アプリのダウンロードはURL(https://lorcle.jp/)へ。