メッセンジャー黒田が出演する舞台劇「VS.(ヴァーサス)」の見どころは〝大人の言い争い〟

「大人の意地の張り合い」と説明する黒田

 7月26日ら3日間、大阪・ABCホール公演「VS.(ヴァーサス)」でW主演するお笑いコンビ「メッセンジャー」黒田有(たもつ)(55)と京都在住の名バイプレーヤー近藤芳正(63)ら5人の出演者全員が記者会見し初上演への意気込みを語った。

「関西拠点に仕事するきっかけに」と話す近藤

 黒田にとっては6年ぶり舞台劇となるが、NHK朝ドラ「ブギウギ」で共演した近藤を黒田が懇願する形で誘ったという。苦笑する黒田を横目に近藤は「真っ正座って〝ぜひやりたい!〟と。正直怖い感じでした」と明かし「黒田さんの目利きを信用して受けたが、台本はかなり面白い。5人のこれからが楽しみ」と手応え。

左から和海、近藤、黒田、川奈美、村角

 共演は松竹新喜劇の川奈美弥生と元リンゴ娘で「ブギウギ」でも共演の和海(なごみ)。それに台本と演出を兼ねるボブ・マーサムこと村角太洋。村角は「自分が出る想定ではなかったので、面白いと思える内容で好き放題やらせてもらいました」と自信ありげ。

公演ポスター前でポーズを取る出演者

 物語は、新人歌手(和海)を売り込みに行く事務所の社長(黒田)とマネジャー(川奈美)。対する東京のレコード会社の偉いさん(近藤)との掛け合いが次第に〝大人の言い争い〟に。村角がどこで絡んでくるかも見ものだ。

 とにかくセリフ量が膨大だそうで、黒田は「頭がゴチャゴチャになる過去最大の覚えづらい台本。オッサンの醜さ、オバサンのかき回しをご覧頂きます。カチッとはまったらかなり面白い内容になるのでぜひ」とPR。

(畑山 博史)