本紙編集長であり、もりぐち夢・みらい大使のU.K.こと楠雄二朗は、地域の最大の資源は〝人〟であると断言する。そんな守口・門真エリアで輝きを放つ人物に迫る本コーナー「みらいびと」。今回は守口を拠点に活動する実輝侑奈(みき・ゆうな)さん。海を越えて人々の心を照らしてきた〝国際的アイドル〟の素顔に迫る。

世界を旅した歌姫、次の舞台は守口から
国際派アイドルの夢と地元愛
─まずは自己紹介をお願いします。
「宇宙から来た森の妖精、皆の心を照らす天照大御神」、実輝侑奈です。伊勢神宮出身です。
─設定はさておき、実際の出身は?
守口市の八雲町出身です。八雲東小学校に通っていました。設定も大切にしていますが、地元愛もしっかり持っていますよ。
―芸能の世界を目指したきっかけは?
小学生の頃から舞台俳優・古田新太さんに憧れていました。見た目が特別かっこいいわけじゃないけれど、舞台で誰よりも輝いている姿を見て、「人って何にでもなれるんだ」と、子ども心に強く思ったんです。
中学から演技の道に入り、専門学校にも通っていましたが、女優としての将来像が見えなくなって、そのタイミングでスカウトされ、アイドルとしての活動が始まりました。
─どんな活動を?
グループの一員として、アジア・ヨーロッパ23カ国を巡りました。マレーシア、カンボジア、タイ、ベトナムなどの東南アジアをはじめ、ヨーロッパではロンドン・パリ・ミラノのファッションウィークに出演。ファッションショーの合間に歌って場を盛り上げたり、現地の企業とコラボしたりと、多様な文化や人に触れる日々でした。
─印象に残っている国は?
インドネシアです。現地ではJKT48の影響もあってアイドル文化が根強く、イベントには千人近い観客が集まってくれました。「日本からアイドルが来た!」と、それだけで盛り上がってくれて。言葉が通じなくても、「あなたを幸せにしたい」という思いはちゃんと伝わる、と確信した出来事でした。
─その〝思い〟が活動の軸にあるんですね。
はい。私は常に「あなたを幸せにする」という気持ちでステージに立っています。応援してもらうのではなく、幸せにするためにそこにいる─その姿勢が伝わったとき、はじめて心がつながる気がします。

でも「朝は苦手なんです」と話す等身大の姿も
─現在はソロで活動されていますが、なぜその道を?
グループ時代、年齢層も実力も高いメンバーに囲まれていて、自分の未熟さを痛感しました。このままでは足りない、もっと経験を積まないと、と。誰かに頼るのではなくて、自分の足で立ってみたかった。だから、あえて一人で挑戦する道を選びました。
─守口という場所は、実輝さんにとってどんな存在ですか?
あったかい場所です。海外から帰ってくると、みんなが「よう帰ってきたな~!」って迎えてくれて、本当の〝お兄さんお姉さん〟のように慕っています。
ご飯も最高です。最近お気に入りなのが近所の「狐麦(こむぎ)」といううどん屋さん。だしが最高で、油揚げの甘みまで染みていて…。海外の料理もおいしかったけれど、ここのきつねうどんが一番です。
─今後の目標は?
再び海外で大きなステージに立つこと。そして、ファッションブランドを立ち上げること。アイドル時代のメンバーカラーがオレンジだったんですが、かわいいオレンジの服って本当に少ないんです。「ないなら自分で作る!」と思ったのがきっかけです。将来的には経営者としても成長して、守口という街をさらに活気づけられたらと思っています。
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