「神戸賞」授賞式 若い研究者らを後押し 山之内すずさんも登場

第2回「神戸賞」授賞式で記念撮影に臨む受賞者や関係者ら

 医工計測技術を中心に多くの研究者の支援を行ってきた中谷財団(東京都品川区)は5月25日、神戸ポートピアホテルで「神戸賞」の第2回授賞式を行った。地元の中高生約50人が招かれ、受賞者に直接質問したり、タレントの山之内すずさんと交流したりして未来の研究者育成を後押し。理系人材の確保が課題となる中、「研究者が華々しく注目され、誇れる仕事であることを広め、研究者を増やす助けになれば」と考えているという。
 2024年に創設された同賞は、今後、日本がリードする分野として注目される生命科学と理工学の融合境界領域「BME(バイオ・メディカル・エンジニアリング)分野」で、独創的な研究で実績を挙げた研究者や、ユニークな研究で将来性が嘱望される若手研究者に光を当てるのが目的。名称は、地域一体で医療イノベーションを生み出す動きが広がり、次世代の医療産業の創出を目指す神戸市から名付けられた。
 現在、第3回神戸賞の応募を7月31日まで受け付けている。選考結果の発表は秋ごろを予定しており、公式サイトで公表される見通し。