全身の筋肉や体幹を鍛え、有酸素運動の効果も得られるとして人気のバトルロープ。しかし、太く長いロープを波のように動かすトレーニングのため、自宅で取り組むにはある程度のスペースが必要になる。こうした課題を解決しようと、通信販売会社のフジコ-ポレーション(寝屋川市)はこのほど、バトルロープと同じ効果を手軽に得られるトレーニングギア「ボディブースター」を開発した。形状は日本古来の「うちわ」という斬新な発想で、現在クラウドファンディングのMakuakeで販売している。
サイズは横約32㌢、長さ約54㌢で重さは約500㌘。グラスファイバー製で表面積はうちわよりも大判。空気抵抗を利用し、あおぐスピードや可動範囲を広げることで負荷を変えられる仕組み。2個を両手持ちすれば、バトルロープと同じ動きもできる。また、各競技のフォームに応じた動きも行えるので、野球やテニス、ゴルフなど器具を使うスポーツは特にオススメという。予定販売価格は1万2800円。
同製品を導入した東大阪市のパーソナルジム「インスパイア」の阪本泰貴代表は「以前はロングロープを用いたバトルロープトレーニングをやっていたが、騒音や床の破損に悩んでいた。ボディブースターは音や破損の問題もないうえに、バトルロープ以上に多彩なトレーニングができるのが魅力」と話している。