万博や大阪観光をインフルエンサーがPR 大阪観光局がライブ配信会社と事業連携 

 大阪観光局はこのほど、大阪の観光分野を活性化するため、ライブ配信を活用してインフルエンサーマーケティングを行うフロムジャパンエースと事業連携協定を結んだ。来春に迫る大阪・関西万博の機運醸成や、府内の観光スポットをリーズナブルに巡る「大阪楽遊パス」の普及などで協力していく。

事業連携を結んだ大阪観光局の溝畑宏理事長(左)とフロムジャパンエースの清原代表

 大阪市中央区南船場の大阪観光局で開かれた会議では、楽遊パスのさらなる普及を目指す観光局に対し、フロム社の清原義視代表がインフルエンサーの活動を用いた販売促進を提案。

 「インフルエンサーに楽遊パスを持たせていろんな施設を巡り、その様子をライブ配信すればリスナーが興味を持つ」と説明すると、大阪観光局のMICE政策統括官の田中嘉一さんは「今は多様性の時代だから、それぞれのインフルエンサーが持つコミュニティーに直接アプローチできるのは頼もしい。大きなうねりを作っていければ」と歓迎した。

 大阪楽遊パスは、梅田スカイビル空中庭園展望台や通天閣の展望台、帆船型観光船サンタマリアのトワイライトクルーズなど25カ所以上の観光スポットに無料で入場できるパスポート。1日券は2400円、2日券は3000円で販売している。