小さな店舗に、高級デパートに並ぶような逸品野菜のオンパレード
北区中崎町「天五・中崎商店街」(通称:おいでやす通り)の北入り口近くに、なにやらオーラを発する老舗の八百屋「新鮮市場ふるさと」を発見。朝採れの鮮度のよい野菜のほか、仕入れが難しいといわれるレア野菜を販売している。
さっそく若店長に話を聞いてみると、同店は小さい店舗ながら現店長で三代目になるという老舗で、最近まで(初代の)おばあちゃんが店を切り盛りしていたとのこと。若店長の叔父である現オーナーが、毎朝農家を回って仕入れを行っている。
農家から直接仕入れを行うことで、大量仕入れでは難しいハイクオリティな野菜や果物を豊富に入手
通常の仕入れは卸売市場を中継し流通に時間がかかってしまうが、同店の商品は大阪から和歌山まで関西一円から産地直送を実現、旬の野菜や果物を朝採れで提供している。
また、陳列されている野菜のほとんどが、スーパー並みの市場価格かそれ以下で販売されている。
例えば、和歌山から入荷していた桃は、特秀ランクの優良品だが、二個で600円程度。ほかにも陸鹿尾菜(おかひじき)などレア野菜も販売。また、店舗では販売時に野菜の調理方法も聞くことができ、新たな野菜世界を楽しませてくれる。
一般客に加え飲食店からの仕入れや、最近では撮影用に購入されることもあるとのこと。同店の厳選野菜は、発色、みずみずしさといった「野菜力」を、ファインダー越しでも存分に発揮しているそうだ。
中崎商店街は天神橋筋六丁目・中崎町・扇町の中間地点にあり、梅田からも徒歩圏内に立地している。都会と隣接しながらも下町情緒のある商店街でレア野菜の探索をしてみるのも良いのではないだろうか。
■新鮮市場ふるさと/大阪市北区中崎1丁目6−1