来年2月24日に開催される「大阪マラソン2025」(出発・大阪府庁前、ゴール・大阪城公園内)の概要についての発表会見がこのほど開かれた。
応援団としてのアンバサダーに、モデル兼タレントのアンミカさん(52)、吉本新喜劇GMの間寛平さん(75)、ミュージシャン「コブクロ」の小淵健太郎さん(47)、京大iPS細胞研究所名誉所長の山中伸弥さん(61)の4年連続となる就任を発表。
スペシャルサポーターには、元プロ野球「阪神タイガース」外野手の糸井嘉男さん(42)、元同投手の岩田稔さん(40)、北京五輪女子バドミントンダブルス代表の小椋久美子さん(41)、五輪4大会出場陸上中長距離代表の福士加代子(42)の起用を明らかにした。
2011年に地球1周4万1000㌔を走破するアースマラソンを2年1カ月かけてゴールした寛平さんは、昨年720(なにわ)マラソン(7.2㌔)を走って悠々ゴールし「来年はフルマラソン行くぞ」と意気込んでいたが、「ちょっとヒザにヒビが入りまして…。当日までに直します」とトーンダウン。
すると岩田さんが「僕は1型糖尿病という持病があるんですが、同じ病気を抱えた仲間がフルマラソンに挑戦し完走している姿を見て感動した。〝いつか僕も走りたい〟と思っていたので、スペシャルサポーターのオファーを頂いた事でぜひフルマラソンチャレンジさせて頂きたい。完走制限時間の7時間以内が目標」と参加宣言。
吉村府知事は大阪市長時代に、横山大阪市長は府職員時代にそれぞれこの大会でフルマラソン完走を経験しており、岩田さんの決意に「よし!」とエール。
鉄人の寛平さんはさすがに冷静で、岩田さんの体にポンポンと触れながら「フルマラソンをナメたらアカンよ。まだ長距離走る体と違ぅもん、ぶ厚いやん」とシビアな反応で首をひねった。岩田さんが不安げに寛平さんに〝完走のコツ〟を問うと「練習や食事も大事なんやけど、最後は気持ち。取りあえず何も考えずに一歩一歩前に走ってたらゴールする。しんどくても前に一歩ずつや」と得意のギャグは一切封印し真顔で説明。
次回で13回目の開催となるが、今年は大阪出身の漫画家ゆでたまごさんの協力で黄色地にキン肉マンが大きくデザインされたチャリティーのコラボTシャツが限定発売されることになり、キン肉マン自身がサプライズ登壇。
見事な腹筋美に皆あっけに取られた様子だったが、自身も肉体美で知られる糸井さんは「今日で一番テンションが上がった! 憧れなんです。7㌔走る予定やったけど、キン肉マンがフルマラソン行くんやったら、僕も一緒に走ります。牛丼、何杯食べましょうか?」と本気モードに。それでも冷静な寛平さんは「キン肉マンは無理!」とフルマラソン参加を即座に一蹴、糸井さんは苦笑いするしかなかった。
(畑山博史)