小籔千豊のコヤソニ 今年は〝フォートナイト〟大集合


 吉本新喜劇、小籔千豊・元座長(50)が主宰する〝音楽と笑いの融合〟フェスティバル「KOYABU SONIC 2024」が今年も9月14日から3日間、大阪・南港のインテックス大阪で行われる。

「フォートナイトのすごいプレーヤーが集まる」と説明する小籔千豊

 「今年の見どころ? 昨年レベルと変わらへんよ。毎年出てもらうアーティスト引き上げとったら、最後はレディ・ガガ呼んで来なアカンやん」と小籔は独特の言い回しで目玉的なサプライズを否定。

 しかし、最も説明に力を込めたのは昨年に続いて開設する人気ネットゲーム「フォートナイト」エリアの内容。人気ユーチューバーのカジサック(お笑いコンビ「キングコング」梶原)はじめ、 プロゲーマーMinipiyo、YouTube登録者数114万人のLiaqNらが登場。

 「ゲームせぇへん方には〝何それ?〟やけど、世界中でメチャメチャ人気あってプレーヤーは何千万人もいる。そうした方々には『神』みたいな存在が目に前にいることになる」と興奮気味。

アンバサダーに指名されたエルフはる(中央)に早速スマホを向ける相方の荒川(左)

 また、フェスを盛り上げる常連アーティスト、ジェニーハイ、石崎ひゅーい、スチャダラパーをはじめ、初参加となるカネコアヤノ、水曜日のカンパネラ、川崎鷹也、礼賛らが既に参加決定。

 お笑い芸人ではフェスのアンバサダーエルフのはるや、かまいたち、千鳥、中川家、ハリセンボン、ヒコロヒー、見取り図、ヤーレンズ、笑い飯など豪華な顔ぶれが集結する。

 小籔は「ホンマはこの時期、学園祭シーズン。こっちじゃなく、学祭ハシゴしたら結構なギャラもらえるのに皆来てくれてありがたい。アーティストも申し訳ないと思てる。コヤソニに出ても、キャリアにはならへんから」といつもの毒舌は封印し、ひたすら恐縮。

コヤソニPRでテレビカメラに大声でアピールする小籔(右)

 コヤソニは、小籔とレーザーラモンと組んだ3人組音楽ユニット「ビッグポルノ」が出られるサマーフェスがなかったことから「それなら自分たちで」とはじめた。その後は座長を務める吉本新喜劇PR、今はゲスの極み乙女・川谷絵音や野性爆弾・くっきー!らと共に5人で作るバンド「ジェニーハイ」のPRと目的は年々変化してきた。

 「僕ももう50歳やからコヤソニを〝いつか止める〟と分かってるよ。朝まで打ち上げできるかなぁ?とか、3日間立ちっぱなしで持つんかなぁ?と自分の歳を考える事もある。でもお客さん喜んでくれてる間は続けたい。室内やから雨や猛暑の心配もない。インテックスは広いので、男女ともトイレに並ばなくていい。家族連れで気軽に来れるサマーフェスは他にあんまり無いと思うから」と自負した。

 アンバサダーに指名したエルフはるは、相方のギャル芸人荒川に比べ目立たない存在だが「テレビラジオやネットの番組に出た時〝コヤブソニックアンバサダーのはるです!〟て言うてな。ネット拡散は、はるアテにしてんねん」と最後に念押しする力の入れようだ。

 (畑山博史)

「KOYABU SONIC 2024」のポスター。中央上がエルフはるをイメージしたイラスト