「まちごと万博」で大阪の魅力発信

 1年後の「大阪・関西万博」開幕を機に、大阪のまちを面白くする人達の活動を官民一体で発信する「大阪まちごと万博共創プラットフォーム」オープニングイベントがJR天満駅前で開催。

「まちごと万博」オープニングイベントの集まった鳥井会頭(壇上右から2人目)ら

 大阪商工会議所の鳥井信吾会頭や、会場デザインプロデューサー・藤本壮介、同補佐・忽那裕樹らが出席し、「夢洲の万博会場だけで無く、町衆の息吹を市内のあちこちで感じて」とアピールした。

 万博をきっかけとして、大阪の個別地域での活性化の取り組みを面白く楽しい経験や市民参加のプログラムとして展開する計画。万博終了後も引き続き、街の魅力作りとして機能する事を目指す。

 すでに阪急電鉄が体験型『EXPOTRAIN』運行を行ったのをはじめ、『EXPO酒場』や『レストランバス』などが順次計画されている。

 この日は主な活動計画が企画者によって口頭説明され、鳥井会頭が「大阪は町衆の街。私の会社の創業者が言った〝やってみなはれ〟精神でやっていただきたい」と激励。藤本、忽那両プロデューサ-は「夢洲は遠いけど、大阪の街を知ってもらえば万博がどんどん盛り上がる」とエールを送った。

「まちごと万博」オープニングイベントで気勢を上げる藤井プロデューサー(中央)と忽那・同補佐(左隣)

 終了後、記者の質問に答えた鳥井会頭は「大阪は商いだけでなく歴史と文化があふれた街。〝万博が終了すればそれで終わり〟ではなく、これを機会として街作りの魅力を発信し続けてほしい」と説明した。

(畑山博史)