2025年、世界に向けて 『iPS心臓』 が動き出す

『iPS心臓』展示のイメージ

大阪・関西万博 パビリオン『PASONA NATUREVERSE』

 パソナグループ(東京都)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にパビリオン『PASONA NATUREVERSE』を出展する。コンセプトに「いのち、ありがとう。」を掲げ、iPS細胞による再生医療の第一人者、澤芳樹氏(大阪大学名誉教授、大阪警察病院院長)をエグゼクティブプロデューサーに迎え、「からだ・こころ・きずな」をテーマに澤氏が開発する『iPS心臓』を展示する。

 iPS細胞や、既に実用化されているiPS心筋シートの技術を活用。生きた細胞により、バイオマテリアル・バイオエンジニアリングを用いた立体の心臓を作製。培養液中で『iPS心臓』が実際に拍動する様子を展示し、医療の未来・いのちの未来を創る新たなテクノロジーの可能性を、世界に向けて発信する。

 エグゼクティブプロデューサー澤氏は「来場された皆様にリアルな『動く心臓』を見ていただくことを目指し、『PASONA NATUREVERSE』では、立体的かつ動態での心筋モデルの展示を実現します。iPS細胞をもとにした心臓の立体モデルを動態展示する試みは、世界でも初めてではないでしょうか。再生医療技術の可能性と共に、見る人すべてに『いのち』の尊さや感動を感じていただける展示を目指して、2025年4月の開幕へ向けて、さらに開発を進めてまいります」とコメントしている。

「PASONA NATUREVERSE」 外観イメージ
【パビリオンナビゲーター:鉄腕アトム】(左)と【からだナビゲーター:ブラック・ジャック】©TEZUKA PRODUCTIONS